ぶろぐ

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百錬剛

 

定期的に、友人を実験台として
整体技術の研究をします。

 

研究内容は
体の構造的な理論に基づいた
新しい技法であったり
既存の技法の見直しであったり。

 

今年も残すところ、あと1日となりました。
本日をもって今年の営業は終了です。

 

 

福井の整体院
「整体療術院 癒庵」院長の近間です。

 

 

微妙に変えつつ聞いていく
圧の時間や角度、呼吸のリズム。

 

時間やリズムはコンマ数秒
角度はミリ単位の差で変える場合も多々あります。

 

そのほんのわずかな差が
受けての実感として大きく変わるからです。

 

実験台である友人に求めるのは
そのわずかな違いの感想。

 

どちらのほうが、より心地よいか。
どちらのほうが、より効いている感じがあるか。

 

さらには
「心地良さ」や「効いている感じ」などの
表層的な感覚はひとまずおいておいて

 

どちらの方が
より潜在的に体が喜んでいるか・・ など。

 

自分で聞いておきながら、まあ無茶な質問です。

 

意識できないことを
意識的な言葉で表現してくれというのですから。

 

なにかしらの感想を出してくれれば儲けもので

 

「よくわからない」という答えもまた
大事な一つの感想だとして受け止めます。

 

それを施術中、施術後、数日後
の経過で聞いたりするのは
もう非常に気の長い作業です。

 

個人的に
「技術」に終わりは無いと思っています。
満足したら、違う意味でそこで終わり。

 

終わりの見えない
「答え」を求めていく手探り作業は
発見や充実感だけでなく

 

時に「葛藤」や「迷い」まで
掘り起こしてしまうので困ったものです。

 

でも
このチマチマとした積み重ねこそが

 

12年前の開業時のレベルから大きく成長した
今の技術を作り上げてきたのだと思っています。

 

今年も1年、ありがとうございました。
来年もより、技術を高めていきたいと思います。

 

よいお年を。

 

 

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