ぶろぐ

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考えるな、感じろ

 

考えるな、感じろ。

 

かの有名な映画『燃えよドラゴン』での
ブルースリーの名台詞です。

 

と言っても
観たことないんですけどね。

 

世代的に僕の子供の頃のアクションスターは
ジャッキーチェンでした。

 

福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。

 

技術を教えていく中で
多く聞く疑問の一つに

 

「効くところがわからない」
「効いているかどうかわからない」

 

というのがあります。

 

確かに普通に考えてみれば
もっともな疑問かもしれません。

 

だって
効いてるとか効いてないとか
強いとか弱いとか

 

感じてるのは
自分の体じゃなく、他人の体なんですから

 

理屈で考えると
わからなくて当たり前。

 

そこで
ちょっとアクションを変えて考えてみます。

 

例えば
人にバチン!とビンタをしたとしたら

 

その痛みって
なんとなく想像できる。

 

人に針でブスッ!と刺したとしたら

 

その痛みって
なんとなく想像できる。

 

もう少し細かく言えば

 

ペチッ!と軽めのビンタをした痛みと
バチン!と強めのビンタをした痛みの違い。

 

チクッ!と軽めに刺した痛みと
ブスッ!と強めに刺した痛みの違い。

 

それぞれの受け手の痛みって
なんとなくわかるじゃないですか。

 

そしてこれは
肉体面に限ってのことだけじゃなくて

 

不慮の事故で家族を亡くした方の
ニュースを見ると胸が苦しくなるし

 

甲子園で敗退した高校球児の
大粒の悔し涙を見ると

 

思わず目頭が熱くなって
ホロリとくる。

 

これって、意識が相手と
「共感」しているからこそなんですね。

 

意識が自分の内じゃなく
相手に内に向いているかどうかで

 

どこが効くんだろう・・
と探してしまってる時点で
意識は自分の内で止まっているからアウト。

 

効いてるんだろうか・・
と考えてしまってる時点で
意識は自分の内で止まっているからアウト。

 

意識は常に受け手の内へ。

 

そうすれば
自然と手は受け手の求める箇所へいき

 

なんとなく
「効いている」ことを感じれるものです。

 

と偉そうに言っても
僕もまだまだ未熟者で

 

ガッチガチガチガチの体を相手にすると
つい「効かせよう」と考えてしまい
余計な力みが入ってしまいます。

 

そういう体にこそ
大切なことなんですけども。

 

「考えるな、感じろ」

 

名言だと思います。

 

 

 

 

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