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感覚がない感覚

 

はるばる東京まで
合気道の技を受けに行き

 

腕を掴んでは転がされ
少し触れた状態から転がされ

 

そんな技を受けれているのが
嬉しくて嬉しくて

 

嬉々として転がされている姿は
たぶん変態でした。

 

福井の整体院
「からだ整え処 癒庵」院長の近間です。

 

どの技にも共通することとしては

 

完全に「力を0」にした上で
・皮膚で相手を捉える
・指先に意識を流す
・触れている箇所の感覚は変えない

 

の3つなんですが

 

頭では理解できても
それを体現できるかは、また別の話です。

 

まず大前提の「力を0」というのが
とにかく難しく

 

何も接触が無い状態ならまだしも

 

「腕をつかまれている状態」で
「相手を崩す」となると

 

無意識に
「つかまれている箇所」へ意識は移り

 

無意識に
「倒そう」という力みが入ってしまいます。

 

結果、ただ手の押し付けになってたり
肩に力が入ってたり。

 

自覚できるレベルであれば
「もっと力を抜こう」と修正もできますが

 

自覚すらできてない無意識レベルとなると
修正も一苦労です。

 

さらに難しいことに

 

技が決まった時って、全く実感がありません。

 

「完全に力が0」の状態で
初めて技が決まるんで

 

自分から倒れにいきました?って思うくらい
「決まった手応え」が無いんです。

 

だから
力の入れ具合はこう~とか
力を入れる角度はこう~みたいな

 

「成功時を参考に物理的に再現する」
ということができない。

 

前回の記事で
「技が決まった時の感覚」を持ち帰って
あとはただ修練あるのみ。

 

とか格好いいこと言ってるけど

 

正確には
「技が決まった時の感覚が無い感覚」です。

 

難易度高すぎでしょう。

 

完璧に使いこなせるようになるには
いったいどれだけの月日がかかるのやら。

 

ただ、ポジティブに考えてみると
嬉しいことでもあるんです。

 

数日やそこらで習得できるような技術なんて
底の浅い技術でしかないので。

 

頑張ります。

 

 

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