今も世界のどこかで
絶えず起きている戦争
もし子供に
「なんでみんなで仲良くできないの?」
と理由を聞かれたならば
「みんな自分の『正しい』があって
お互い譲れないんだよ」
くらいが
ちょうどいい答えになるでしょうか。
もし、宗教や国家の成り立ち
その背景の歴史など
根っこの部分から語り始めたら
とたんに興味を無くし
きっと3分と経たないうちに
寝るか、離れていくか
表情が無になるか
のどれかになることでしょう。
福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。
体の不調にせよ
整体の技法にせよ
その原因や土台を
遡って突き詰めていくと
結局は「体の使い方」
そのための「体のあり方」
に辿り着いてしまいます。
そういった
より根本的な視点から見た場合
肩こりには〇〇
腰痛には〇〇
というような「お手軽改善法」は
表面的な一時しのぎの改善にすぎません。
それは整体技術でも同じで
肩こりには〇〇の施術
腰痛には〇〇の施術
などなどは
最終的な表面の部分であって
施術者の「体のあり方・使い方」が
グチャグチャであれば
形がそれっぽいだけの
小手先技術となってしまいます。
野球のバッターが
構え時の「軸や重心の置き方」
スイング時の「肩や腰の入れ方」など
土台無視の状態で
フォークの打ち方はコレ
スライダーの打ち方はコレ
とするみたいなもの。
まずは「体のあり方」
そこからの「体の使い方」
結果
どの球種が来ても合わせられる。
が一番ではないでしょうか。
(野球経験者じゃないですが)
ただこれは
半分「理想論」でもあって
どうしても求めがちなのは
簡単で手っ取り早い「表面的」なほう。
肩や腰が辛くて
一刻も早く楽になりたいのに
一刻も早く技術を覚えて
実戦で使っていきたいのに
「根本的に改善するには〜云々」
「まずは体のあり方が〜云々」
とか言われたら
さぞ面倒くさいことでしょう。
それで納得する結果が出るまで
どんだけかかんねん・・
みたいな。
ただ、冒頭のような歴史や宗教
その他雑学くらいならば
広く浅くの知識で
さほど問題はないかもしれませんが
体はそうはいきません。
表面的だけど
てっとり早い解決か
根本的だけど
かなり根気のいる解決か
求めるのは人それぞれで
どれが正解とかはないですが
長い人生
一つの体を使い続けていくには
「体のあり方・使い方」は
必要な知識だと思っております。