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豆腐の原料は

 

ずいぶん昔のことなんですが

 

まだ整体をやっていなかった頃なので
15、6年以上前になるでしょうか。

 

友人を乗ドライブをしてた時
ずっとシャックリが止まらなくて

 

ヒックヒック言いながら運転していたら
ふいに、その友人が聞いてきたんです。

 

「豆腐の原料は?」

 

それまでの会話の流れに一切関係の無い
あまりに唐突な質問に一瞬考えて

 

「大豆?」と答えると

 

友人は「そうそう」と言って
また会話に戻りました。

 

意味がわからないまま、なにげない会話に戻り
2、30分くらい経った頃でしょうか。

 

「シャックリ止まったやろ?」
と言ってきたんですね。

 

シャックリは止まっていたんです。

 

福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。

 

友人曰く

 

自分も昔
姉ちゃんにこの方法で止めてもらったと。

 

そしてこれは
一人につき、1回しか使えないと。

 

その時はただ「スゲー」と
感心するのみだったんですが

 

やがて整体を仕事とし
脱力のための「意識」や「呼吸」のあり方など
日々考えるようになってからというもの

 

この思い出が
たびたび頭をよぎります。

 

あれはまさに
「意識」と「呼吸」を使ったもの
だったんじゃないだろうか。

 

もう少し細かくいうと

 

一瞬の「意識のズラし」による
一瞬の「呼吸の調整」

 

ふいに質問をされ、意識が思考に入る
一瞬の呼吸の「止め」からの

 

「大豆」という答えを発する
一瞬の「吐き」への切り替え。

 

シャックリは横隔膜の痙攣によるものですが
その横隔膜がダイレクトに関わってるのが
「呼吸」なわけで

 

逆に「呼吸」を調整することで
横隔膜の緊張を解いたんじゃないかと。

 

そう考えると、そのコンマ数秒レベルの
「呼吸」の切り替えを可能にしたのが

 

「豆腐の原料は?」
という絶妙な質問なんですね。

 

もしあの質問が
「豆腐の年間消費1位の県は?」みたいな

 

答えを知らない、もしくは
長考してしまうような質問ではダメで

 

かといって
「豆腐の色は?」みたいな

 

あまりにも単純な
「1+1=2」みたいな

 

答えが直リンクしてるようなものも
きっとダメ。

 

一人1回キリという制限があるのは
こういうことなんだと思います。

 

ネタを知っちゃってる
= 直リンク なんで。

 

 

緊張を解く
「意識の誘導」による「呼吸の切り替え」

 

そもそも、この2つのテーマを
しっかりと考え始めたキッカケこそが

 

ずっと記憶に残り続けていた
この友人との出来事だったかもしれません。

 

そしてこれからもきっと
ずっと考え続けるテーマのひとつで

 

さすがに施術中に
「豆腐の原料」を聞くことはないけど

 

いつかは違う形で
自分の技術に落とし込みたいですね。

 

 

以上、今回は
シャックリを止めた不思議な言葉
をテーマとしました。

 

シャックリが止まらなくなった時に
ぜひ一度お試しを。

 

と言いたいところなんですが

 

これを読んでネタを知った時点でアウトだし
そもそも自分にはできないので

 

もし身近な人で
一時的なシャックリで困っている人がいたら
ダメ元で聞いてみて下さい。

 

「豆腐の原料は?」

 

コツは
あくまでも不意に質問することで

 

「シャックリ止まる方法あるよ!」と

 

ニヤニヤ嬉しそうな顔で
前置きを入れてしまわないように。

 

それで止まったらニヤリとドヤ顔して

 

止まらなかったら全力でトボけて
このネタごと忘れて下さい。

 

 

 

 

 

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