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今その体に一手間を、かけてあげるかあげないか

 

 

特別「運動好き」
というわけではないんですが

 

「みんなでワイワイ運動好き」
ではありまして

 

せっかく運動するならと
運動不足を気にしている友人達に
声をかけてたことがありました。

 

そこで
チョイチョイあった返答は

 

「もうちょっと若かったらなぁ」
「もうちょっと痩せてたらなぁ」

 

うーん、なるほど。
それなら仕方ない。

 

いやまてよ。
それ、数年前も言ってなかったけ・・

 

福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。

 

前回、筋肉は「年齢」というよりも

 

「年齢に伴った生活習慣」
によって固まっていく。

 

という内容でした。
関連記事「筋肉は固まる」

 

社会に出てからは
筋肉をしっかり動かす機会はなくなり

 

「冷凍庫に入れた濡れタオル」のように
どんどん固まっていく一方だと。

 

今回は、その続きになります。

 

筋肉が固まっていく上で
一番厄介なこととして

 

ある程度固まってしまうと
それ以降のさらに固まっていく過程が

 

「もうわからない」
ということなんです。

 

数字で例えると

 

「3」が「5」になるのは気づくけど
「53」が「55」になったところで
気づかない。

 

またしばらくして
その「55」が「57」になったところで
気づかない。

 

気づかない、というか
気づけないんですね。

 

ある程度の数字が溜まってしまってからの
微妙な変化って、もう気づけない。

 

そうやって数字はジワジワ増えていって

 

「100」を超えたあたりで
「ヤベェ」って気づき始めた頃には
もうかなり遅めで

 

いざ溜まり溜まった「100」を減らすのって
すごく難しいんです。

 

同じ「2」を減らすとしても
「57」を「55」に減らすのとはレベルが違うし

 

「5」を「3」に減らすのとは
さらにもう全然レベルが違う。

 

というのは

 

運動もストレッチも
体が固まれば固まるほど

 

できることの範囲が
限られてってしまうんですね。
過去記事「ストレッチと運動」

 

例えば

 

骨盤が固まっている人が
ウォーキング(運動)を頑張ってしまうと

 

骨盤の動きが伴っていないため
単に股関節に負担がかかるだけだったり。

 

肩甲骨が固まっている人が
手を上げて伸び(ストレッチ)をすると

 

肩甲骨の動きが伴っていないため
単に肩関節に負担がかかるだけだったり。

 

この場合まずは
「骨盤や肩甲骨の動きをつける」ところから
始めなきゃいけないわけなんですが

 

当然のことながら

 

その固まりが強ければ強いほど
そう簡単に動けるようになるもんじゃない。

 

しかも
ただ「100」を減らすだけならまだしも

 

「100」を土台にした状態での生活で
常に追加で固めて続けてるんですから

 

「そこそこ頑張ってる」
「気が向いた時にやってる」

 

とかくらいじゃ
良くて追加分がチョンチョンになるかどうか・・
くらいにしかならない。

 

だから、よっぽど「やる気」を出して
よっぽどよっぽど根気よく

 

それこそ毎日毎日、毎時毎時
ずーっと意識し続けて
継続しないといけなくなるんです。

 

とはいえ
そのまま何もしないでいると

 

それこそ
「もうちょっと若かった頃」
「もうちょっと痩せてた頃」を

 

何度も何度も
通り過ぎていって

 

戻ることのない
「まだ今よりも動けた過去のタイミング」を
ただただ嘆き続けてる間に

 

いずれ数字は「150」にも「200」にも
なっていくだけなんですね。

 

結局のところ

 

数日後、数ヶ月後、数年後の
体の状態を決めるのは

 

今、その体に一手間を
かけてあげるか、あげないか。

 

ということになるんですね。

 

 

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