当院には
2匹のインコがいるのですが
放鳥時、ゲージを開けると
よく肩に止まりに来ます。
そういえば昔
拾ってきて飼い始めた猫も
座っていれば
足の上に乗ってきて
寝転がっていれば
真横にきて丸まって
気持ちよさそうに寝ていました。
なついている
と言えばそれまでですが
相手の空間に入ることで
落ち着く何かがあるのでしょうか。
いいハンターってのは
動物に好かれちまうんだ(カイト)
福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。
我々は人と接する時
無意識に「間合い」を作っています。
好意をもてる相手には
「間合い」は狭く
苦手な相手には
「間合い」は広く
これには
「パーソナルスペース(心理的距離)」
という専門用語があるらしいですが
一応、前前回の「間」の
続きみたいな内容になるので
関連記事 > 間
また格好つけて
「間(合い)」と呼ばせて下さい。
以前、「間」の取り方一つで
施術は大きく変わり
「力任せの施術」になるかどうか
相手に触れる前に決まってしまう。
と書きました。
実際、生徒さんの施術の
受け手となっている時
手や肘、肩などの力みや
腰、足の踏ん張りを感じ
「もう少し間を詰めてみましょか」
みたいなことは
しょっちゅう言っています。
ここ最近では
手が自分に触れる前の
ポジショニングの段階で
「間」が合っていない時の
違和感を感じるようになりました。
それは同時に
「間」がピタッと合った時の
フィット感を感じれることに繋がります。
「そこ!」ってやつですね。
この感覚を
分析してみたところ
受け手となる方は(この場合自分)
施術を受けようとしている立場上
自分の「間合い」に
入られることを前提としている。
なのに、その「間合い」の範囲外に
ポジションを取られた違和感。
といっても実際は
無意識レベルのことなので
「合っていないと違和感を感じる」
というよりは
「ピタッと合っていると
なぜかホッと体をゆだねられる」
というほうが近いかもしれません。
握手をしようと手を出した時
ちょっと離れた距離から
手だけ伸ばされて握手するのか
1、2歩
歩み寄りがあって握手をするのか
というとわかりやすいでしょうか。
「間」の取り方一つで
技が変わってしまうばかりか
そのもっと無意識レベルの
深いところにまで影響しているのであれば
決して疎かにできない
全てに通ずる最初の一手といえますね。