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天敵に対抗するには

 

この世には苦手というか

 

普通にやりあっては敵わない
「天敵」なるものがあったりします。

 

カエルの天敵、ヘビ。
ネズミの天敵、ネコ。
カツオの天敵、花沢サン。

 

福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。

 

当院では施術後
お客さんに伝えることの一つに

 

そして自分自身
最も気をつけていることの一つに

 

「脱力を意識する」
というのがあるんですが

 

その「脱力」には
天敵となるものがあります。

 

みんな大好き「筋トレ」です。

 

ランニングや各種スポーツも含みますが
特に「筋トレ」としておきます。

 

筋肉を緊張させて行う「筋トレ」は
まさに「脱力」の真逆となるわけですが

 

問題なのは
この相反する作用が

 

平等に1:1ではない。
ということなんです。

 

というのは
人間に限らず動物全般

 

「戦う」とか「逃げる」とか
緊急事態に対応する必要があるためか

 

「緊張」は瞬時にできる仕様に
なっているんですが

 

「脱力」って
そうはいかないんですね。

 

長年自分の体と向き合ってきた
武道の達人とかならともかく

 

瞬時に脱力って
そう簡単にできることじゃなくて

 

緊張が強ければ強いほど
意識して意識して

 

時間をかけてようやく
ゆっくり緊張が抜けていく。

 

これだけでも十分
「脱力」のほうが分が悪いのに

 

日常生活では
運転中や仕事中、家事に育児

 

ちゃんと休めていなければ
休憩時や就寝時まで

 

「緊張」に費やしている時間のほうが
はるかに多いんです。

 

つまり、圧倒的に「緊張優位」で
「脱力」が全く追いついてない毎日。

 

そんなところにさらに

 

筋肉をより緊張させる
「筋トレ」を加わえればどうなるか。

 

しかも

 

部活やスポーツクラブで
何時間も体を動かすけど

 

ジムでみっちり時間をかけて
筋肉を追い込むけど

 

同じくらい時間をかけて
しっかり脱力しきるまでケアをしている。

 

というのは
ほとんど聞きません。

 

事実
長年ずっとスポーツをしてきた。
現在バリバリ体を鍛えている。

 

という、一般的には「健康そう」
と言われそうな方ほど

 

「整体的視点としては悪い状態」
というパターンは多いんです。

 

筋トレもスポーツも
体を動かすことは良いことです。

 

ただ、それらをするのであれば

 

「緊張」に対抗するだけの
「脱力する時間」をセットで付けないと

 

その頑張って鍛え上げた
「緩めない筋肉」はやがて逆に枷(かせ)となり

 

本来あるべき可動域を
ただ邪魔する存在となっていきます。

 

できれば、筋トレ3:脱力7

 

年齢や、体の状態によっては
2:8 でもいいくらいだと
個人的には思っております。

 

理想は、歳を重ねても柔らかく
伸びやかな可動域を保てる体作り。

 

つまり、「動ける体作り」です。

 

以上、今回はサムネの写真を
撮りたいがための内容でしたm(_ _)m

 

 

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