「考えるな、感じろ。」
というブルースリーの名台詞があります。
「全身の感覚を研ぎ澄ませろ」
的な意味でしょうか。
アートや音楽など芸術関連でも
似たような言葉を聞きますね。
その場合は
「心の震えをありのままに捉えましょう」
的な意味と思っております。
福井の整体院
『からだ整え処 癒庵』院長の近間です。
「感じる」という能力は
マッサージや指圧、整体など
人の体に触れて施術をする際にも
とても重要な要素です。
ただその意味は、武術・芸術のそれとは
似ているようでちょっと違ってて
自分よりも、むしろ相手
施術の受け手の感覚を感じることで
「共感」の意識です。
これが簡単なようで難しく
「感じてやるぞ~」と意気込んでしまうと
逆にわからなくなってしまいます。
例えば人がブスッと針に刺さった時
その痛みって勝手に想像できて
見てるだけで「ウッ」てなるもので
「その痛みを感じてやるぞ~」って
意気込んでわかるものじゃないですよね。
なんとか理解しようと
頭で考えてわかることじゃない。
ブルースリーの言う通り
「考えるな・感じろ」はセットなんです。
さらに言えば
その針が刺さっている人が
痛そうにしていればいるほど
きっとより強く深く
「共感」してしまうことでしょう。
他人の感覚って
そこに「共感」の意識が働いていれば
なんとなく自然と感じてしまうもの。
施術において
「共感」を働かせるということは
受け手の体の求めているところを
自分の感覚として捉えられる
施術の +α となる力です。
めちゃくちゃわかりやすく言えば
「効くー」とか
「そこそこー」とか
「伸ばされてるー」みたいな
体が欲している所に手が届く施術になる
といったところでしょうか。
となれば
施術者に「より共感させる」
に越したことはありません。
その方法は
「痛い」「辛い」などの困っている症状を
あるだけしっかり施術者に伝えることです。
面倒クサい奴と思われたら嫌だな・・
なんて遠慮する必要はありません。
「もう肩コリが酷くて目眩いまでする」
「腰が痛くて痛くて毎日仕事がシンドイ」
「寝ても疲れが全く取れない」
などなど
思いっきり伝えて
「共感」を増し増しにしてやればいいんです。
ちょっと意味は違うけど
「職人魂に火をつけてやれ」なことですね。
もちろん
大前提としてその施術者に
人の痛みや辛さがわかる
人としての最低限の「共感力」
その訴えられた症状に臆さず
解決してあげたいと思える「プロの意識」
そして、+α の土台となる
そもそもの「確かな手技の技術」
があること・・
となりますけどね。
ぜひ一度お試しください。